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合格者の氏名が官報に掲載される資格一覧と官報購入時の注意点

資格コラム

米造
米造

資格マニアが発信する資格試験情報ブログ「資格屋」へようこそ!

資格試験の合格時に官報に受験番号が掲載される資格はたくさんありますが、氏名まで掲載される資格は限られています。

私は資格マニアとして一度は官報に名前が載る試験に合格したいという目標を持っていたところ、数年前にその目標を達成することができました。

その経験を基に、この記事では、資格試験の合格時に官報に氏名が掲載される資格の一覧と狙い目の資格、紙の官報の購入方法、購入時の注意点などをご紹介します。

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官報に氏名が掲載される資格一覧

No資格名称
1司法試験
2司法書士試験
3公認会計士試験
4税理士試験
5弁理士試験
6通関士試験
7不動産鑑定士試験
8土地家屋調査士試験
9土地改良換地士資格試験
10技術士 第一次試験
11技術士 第二次試験
12原子炉主任技術者試験 筆記試験
13原子炉主任技術者試験 口述試験
14核燃料取扱主任者試験
15放射線取扱主任者試験
16通訳案内士試験
17国会議員政策担当秘書資格試験
18普及指導員資格試験
官報に氏名が掲載される資格の一覧表

これらの国家試験に合格すれば官報に氏名が掲載されます。

官報での合格発表が廃止された試験

マンション管理士試験及び管理業務主任者試験は令和3年度までは官報に合格者の氏名と受験番号が掲載されていましたが、令和4年度からは官報での合格発表は無くなり公式サイトでの合格者受験番号の発表のみとなりました。

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ほとんどは高難易度の試験

合格時に官報に氏名が掲載される資格は、司法試験、公認会計士試験など、誰が聞いても「めちゃくちゃ難しい試験だ!」というイメージをお持ちの資格ばかりです。

税理士試験などは、1科目でも難易度が高い科目を5科目合格することで試験合格となり官報に氏名が掲載されることから、合格科目数が5科目に達することを「官報合格」と呼ばれています。

上記のリストの資格はほとんどが数年の年月を勉強に費やしてようやく合格できる難関試験ですが、一方で、それほど難易度が高くない試験も含まれています。

官報に氏名が載る経験をしたいなら狙い目はこの資格

官報に氏名が載ったからといって何が変わる・得られるというわけでもありませんが、そういう珍しい経験には興味があるという方もいらっしゃると思います。

前述した通りほとんどの資格は高難易度なので一筋縄では合格できませんが、比較的短期間の対策で合格を狙える資格がありますのでご紹介します。

技術士 第一次試験

技術系資格の最高峰「技術士」資格の第一次試験です。
私はこの 技術士 第一次試験 (情報工学部門) に合格して官報に氏名が掲載されました。

技術士試験 公式サイト

技術系最高峰なんて言うと「これも相当難しいんじゃないか?」と思われるかもしれません。

しかし、技術士試験には第一次試験第二次試験があり、難易度が非常に高いのは第二次試験のほうで、第一次試験は理系の科目が得意ならそれほど苦労せずに合格できる程度の難易度です。

第二次試験は、受験分野に関する所定年数の実務経験がなければ出願することができず、難易度の高い筆記試験に合格し、さらに口頭試験(面接)をクリアすれば晴れて合格となります。

知識だけではなく実務能力やコミュニケーション能力など、技術者として活躍する上で必要な様々な能力が問われる、非常に難易度が高い試験です。

一方、第一次試験は筆記試験3科目のみで、問題の難易度もそれほど高くなく、さらに設問全体の 50% が正答できていれば合格となる緩い合格基準なので難易度は低めです。

実際、合格率は多くの分野で毎回 40% を超える高さであり、受験者の半分近くが合格しています。

自分の氏名が官報に掲載される経験をしてみたい方は、技術士 第一次試験の合格を目指してみてはいかがでしょうか。

技術士試験について詳しく知りたい方には以下のブログもお勧めです。
現役の技術士の方が一次試験・二次試験に一発合格した経験を基に豊富な情報を掲載されています。

官報の購入方法・注意点

官報は全国各地の「官報販売所」で購入できるほか、オンライン購入も可能です。

官報はインターネット上で閲覧することが可能で、 PDF ファイルとして保存したり自分で印刷することもできます。

しかし、合格の記念にオリジナルの紙の官報を手元に持っておきたいと考える方が多いようです。

私も官報に氏名が掲載されたのは今回が初めてだったので、記念に紙の官報を購入しました。

購入時に感じた、官報販売所で購入する際の注意点をお話したいと思います。

官報販売所で購入する際の注意点

官報は、全国各地の「官報販売所」で購入することができます。普通の書店などでは販売されていません。以下のサイトから、お住いの地域の官報販売所を検索してみてください。

官報販売所は各都道府県に 1,2 軒しかなく、たいていは県庁所在地など中心部にあります。

私の場合、たまたま職場の近くに官報販売所があったので昼休みに訪ねてみました。

ところが、目当ての官報はすでに売り切れていてその日は購入できませんでした。入荷予定があるとのことでしたので、取り置きをお願いして後日あらためて訪問して購入しました。

合格発表当日の官報の売り切れはよくあることなので注意が必要です。Twitter でも「官報を買いに行ったけど売り切れていたので取り寄せ注文をしてきた」という主旨のツイートがいくつか見られました。

官報販売所から遠くにお住まいの方は、訪問する前に電話で在庫の確認をして、取り置き・取り寄せの注文をしておくと二度手間にならずに済むのでお勧めです。

官報をオンラインで購入できるサイト

以下のサイトでオンライン購入が可能です。

送料がかかりますが、お住まいの場所から官報販売所までが遠い方や販売所まで行く時間が無い方はオンライン購入を検討してはいかがでしょうか。