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第二種電気工事士の技能試験に独学で合格できるお勧め参考書と練習方法

電気工事士

米造
米造

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この記事では、2022年度 (令和4年度) の第二種電気工事士技能試験に独学で合格するためのお勧めの参考書、時間内にミス無く施工を終えるための練習方法をご紹介しています。

この記事はこんな方にお勧めです
  • 第二種電気工事士の技能試験について効率よく学べるお勧めの参考書を知りたい
  • 技能試験を受験する上で参考書以外に準備するものを知りたい
  • 技能試験の練習方法と注意すべき点などを知りたい
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技能試験のお勧め参考書

技能試験は手を動かして施工を行う試験なのに参考書が必要なの?と思われる方も居るかもしれませんが、候補問題ごとの複線図の書き方それぞれの器具の施工方法一発で不合格になる欠陥のポイントなどを図解で説明してくれる参考書は準備必須です。

筆記試験とは違い技能試験の参考書は何冊も準備する必要はありません。

ここでは、多くの合格者が使用していて評価の高い参考書を2冊ご紹介します。

どちらもカラー図解で大変理解しやすく、技能試験対策の参考書として合格者から高い評価を得ています。価格もほぼ同じです。

2冊とも準備する必要はなく、どちらか1冊だけで十分です。

どちらを選択するかは、DVD の付属の有無や Amazon の試し読みなどから判断すると良いでしょう。

2022年版 ぜんぶ絵で見て覚える 第二種電気工事士 技能試験すい~っと合格

【本書の特徴】
独学で初めて試験に挑戦する方でも容易に理解できるよう、写真とイラストで技能に必要な基本作業を一から丁寧に説明されています。

本書によると、技能試験の不合格者の落ちた原因を調べてみたところ、合否に関係のない事柄に惑わされて肝心のポイントを見落としたり、どうでもいいことに時間を使ってしまって時間内に完成できないという理由が多いそうです。

実際の試験でおさえておくべき合否の判定基準は、電気工作物の安全を保つためにごく当たり前の、極性違いや電線の露出、電線接続の圧着不良といったわずかな事柄だけです。

本書は、合否に関係のないことはいっさい覚えず、試験時間内に間違いなく確実に課題を仕上げることだけを目的に、公表候補問題の合理的な作業手順を詳しく説明されています。

過去の版では「本書で2週間みっちり練習すれば、全候補問題がそれぞれ 20 分で完成させられる」とまで豪語していました。最近は記載されていないようですが。

【付属 DVD について】
本書付属の DVD は、本書の第4章「実技の基本作業」の内容を収録したものです。著者の藤瀧 和弘氏が実際に技能試験対策の講習会で指導している作業と同じ内容ですので、DVD で実演を確認しながら候補問題を練習すれば、講習会を受講したのと同じ学習効果が得られます

【とじ込み付録について】
とじ込み付録の『書き込み式公表問題複線図の練習帳』は、ミシン目で切り取って携帯して、通勤や通学途中、お昼休みなどの空き時間に複線図を繰り返し練習できます。

【合格者おすすめ!】

米造
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私もこの「すぃ~っと合格」シリーズで勉強し、試験本番では 10 分以上時間を残して施工を完了させ合格することができました!

Amazon で試し読みが可能ですのでぜひ一度ご覧ください。

2022年版 第二種電気工事士試験 完全攻略 技能試験編

【本書の特徴】
第二種電気工事士 技能試験用の 2022 年版受験参考書です。
オールカラーページなので、配線の色や工作道具の種類などが手に取るようにわかります。

工作手順も細かく丁寧に説明してあり、さらに失敗例も取り上げているので、技能試験を本番さながらに体感できます。

こちらも Amazon で試し読みができます。

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技能試験の練習方法

技能試験の練習のために必要なもの

第二種電気工事士 技能試験の練習をする上で準備しなければならないものは次の通りです。

  1. 第二種電気工事士 技能試験用の参考書
  2. 工具セット (練習に使用したものを本番でも使用する)
  3. 候補問題 13 問分の材料 (器具・電線) セット
  4. 試験を有利に進めるための時短工具

1. 第二種電気工事士 技能試験用の参考書」は本記事で先ほどご紹介しました。
ご紹介した2冊を Amazon で試し読みして、ご自分に合いそうなどちらか1冊を準備してください。

「2. 工具セット」「3. 材料 (器具・電線) セット」「4. 時短工具」については以下の記事でご紹介していますので、まだ準備されていない方はよろしければ参考にしてください。

技能試験の練習の流れ

上記の必要なもの1~4を準備できたら、さっそく技能試験の練習を始めましょう。

技能試験の練習は下記の順番で行うと良いでしょう。

  1.  候補問題 13 問分の複線図の書き方を練習する
  2.  施工時の時短テクニック、ミスを減らすテクニックを学ぶ
  3.  実際に手を動かして候補問題 No.1 から練習する

それぞれの練習方法を詳しくご説明します。

複線図の書き方の練習方法

準備した技能試験対策用の参考書を読みながら1問ずつ練習していきましょう。

「時短のために本番では複線図を書かない」という方もいらっしゃるようですが、個人的にはミスを減らすためにも書くことをお勧めします。

ただし、40 分しかない試験時間のうちの貴重な5分や6分を複線図に割くことはできません。
どの問題の複線図でも長くて2分、できれば1分以内で書けるように繰り返し練習を行いましょう。

第二種電気工事士の候補問題の複線図の書き方は当ブログ内でもご紹介していますので、「第二種電気工事士技能試験 複線図の書き方 カテゴリ」か本記事をブックマークしてご利用ください。

複線図の書き方の詳細な手順やテクニックなどは解説記事内でご紹介しています。

施工時の時短テクニック、ミスを減らすテクニックを学ぶ

技能試験対策用の参考書や当ブログの記事などを参考に、施工にかかる時間を短縮するテクニック、欠陥を作り込まないようにするテクニックを学びましょう。

この段階で全て覚えようとする必要はありません。

こういう場面ではこういうテクニックがあるんだな、と頭の片隅に入れておき、実際に施工の練習を始めてから必要に応じて見直しながら技術を身につけていきましょう。

電気工事士技能試験を有利に進められる時短工具お勧め厳選2選」の記事では技能試験を有利に進められる時短工具の利点と使い方をご紹介しています。

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実際に手を動かして候補問題 No.1 から練習する

複線図を素早く書けるようになり、施工における様々なテクニックを頭に入れたら、いよいよ実際に手を動かして候補問題 13 問分の練習を始めましょう。

練習回数は候補問題 13 問分を全て3回ずつ

技能試験の練習回数ですが、13 問分をそれぞれ3回ずつ行うことをお勧めします。
私が受験した際にも候補問題 13 問分を全て3回ずつ練習しました。

練習のための電線代などをケチって1回しか練習せず、試験当日に「あれ、ここってどう施工するんだっけ?」と曖昧な施工をしてしまうようでは目も当てられません。

練習場所は本番の環境を想定して行う

施工の練習をする際は、本番の環境を想定して行わなければなりません。
試験会場は高校の教室、大学の講堂、その他企業の研修所など様々です。

大学の講堂のように長机が配置されている会場は、3人掛けの長机を2人で使う(真ん中を空けて両端に受験者が1人ずつ座る)ので1人あたりのスペースが広く取れるラッキーな会場です。

一方、高校の教室で受験する場合は、皆さんも中高時代に使ったことがあると思いますが、あの小さな机に工具・電線・器具・問題冊子などを全て置き、そこで施工をしなければなりません。

本番の施工スペースが狭いことを想定して、技能試験の練習の際には部屋いっぱいに電線や器具、工具などを広げたりせず、学校の机1つ分くらいのスペースで収まるように心がけましょう。

私が練習をした際には、ちょうど机くらいのサイズの大きめのダンボール箱を使用しました。

練習では 30 分以内の施工完了を目標に

技能試験の試験時間は 40 分ですが、練習の時点で完成までに 30 分以上かかっている人は要注意です。

技能試験本番ではどうしても緊張や焦りが出てしまい、自宅での練習のようにリラックスして取り組むことはできなくなってしまいます。

私の職場にも、試験本番で焦ってしまい、練習の時には一度も犯すことのなかったうっかりミスで重大欠陥を取られて一発不合格となった人や試験中に電工ナイフで指を切ってしまったという人もいます。

たとえ練習で 35 分くらいで完成させられたとしても、「これで本番もクリアできるな」などと軽く考えず、できるだけ 30 分以内で完成させられるように厳しい基準を自分に課すようにしましょう。

当ブログ内でご紹介している時短工具やテクニックを使った結果、私は本番の施工を 25 分程度で完了させることができました

どうしても 30 分以上かかってしまう方は、当ブログ内のテクニック記事を参考にしてみてくださいね。

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技能試験は早めの準備で焦らず合格

筆記試験は最悪ギリギリまで勉強せずにいても、学生時代の定期試験のようなノリで直前の詰め込みで合格することは可能です。

しかし、技能試験は手を動かして施工するという性質上、電気工事の経験者でもない限り直前の数時間程度の練習で合格することは困難です。

一方で、出題される問題の候補があらかじめ分かっているのですから、練習で完璧に施工できるようになっておけば、筆記試験のように「どんな問題が出るか不安だ。難しい問題がでたらどうしよう…」という不安は一切抱えずに済みます。

しっかり練習さえしておけば必ず合格できる試験です。

早めに工具や練習用の材料(器具・電線)を準備して十分に対策を行い、本番で焦ることなく完璧な施工で合格しましょう!

みなさんが合格できることを祈っています。

当ブログでは電気工事士試験の攻略情報を他にもご紹介していますので、よろしければ併せてご覧ください。