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工事担任者(総合通信,一級,二級)に独学で合格できるお勧め参考書と勉強方法

工事担任者

米造
米造

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この記事では、2023 年(令和5年) の工事担任者試験に合格するための参考書と勉強方法を、工事担任者 AI・DD 総合種を独学で取得した著者が解説します。

  • 総合通信 (旧 AI・DD総合種)
  • 第二級・第一級デジタル通信 (旧・DD第三種、第一種)
  • 第二級・第一級アナログ通信 (旧・AI第三種、第一種)

2021 年4月1日の改正後の試験に対応した内容です。

改正内容の概要については「工事担任者試験の2021年(令和3年)4月からの改正点まとめ」の記事でご紹介していますので併せてご覧ください。

この記事はこんな方にお勧めです
  • 工事担任者試験に独学で合格できるお勧め参考書を知りたい
  • 合格者の勉強方法を知りたい
資格免許証の画像
工事担任者(AI・DD 総合種)、電気通信主任技術者(伝送交換・線路)、第一級陸上無線技術士の免状
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工事担任者のお勧め参考書

工事担任者の試験対策には “この2冊をしっかり理解しておけば合格できる” という、合格者の多くが利用している参考書があります。

その2冊とは、リックテレコム社の「標準テキスト」と「実践問題」です。

総合通信の旧名称である “AI・DD総合種” を私が受験して合格した際にも、リックテレコム社のシリーズの参考書を使用しました。

まずは試験種別ごとにお勧めの参考書をご紹介し、その後にこれらの参考書を使って合格するための勉強方法をご紹介します。

総合通信の参考書

工事担任者 総合通信標準テキスト

工事担任者の試験対策と言えばこのリックテレコム社の書籍です。

私が AI・DD 総合種に独学で一発合格した際にもこのシリーズの参考書を使用しました!

工事担任者規則の改正により、2021年4月から工事担任者資格の種類および各資格種の名称が変わります。従来のAI・DD総合種は、「総合通信」になります。

本書は、工事担任者「総合通信」の試験対策書です。各科目の主要内容を押さえるとともにキーワードを色表示することで、注意すべきポイントを把握しやすいように工夫しています。

1.ひとめでわかる重要事項
本文の中で特に押さえておきたい語句や公式などを色表示しています。これにより重要な事柄がひとめでわかり、学習しやすい仕組みになっています。

2.豊富な図表
のべ数百点に及ぶ図や表により、さまざまな原理や技術内容、法制度を直感的に理解することができます。

3.実力がつく「理解度チェック」と「演習問題」
学習が進んだら問題を解くことが大切です。本書では「理解度チェック」を随所に配置するとともに、過去に出題された問題等を厳選した「演習問題」を各章末に掲載しました。是非ご活用ください。

工事担任者 2021秋 総合通信 実戦問題

上記の「総合通信 標準テキスト」で一通り勉強を終えたら、この実践問題集に進みましょう。

1.最新試験問題と予想問題で万全の対策
前回 (2021年05月23日) の試験で出題された問題に、1 問ずつ丁寧な解説を付し、見開きページで簡潔にまとめました。さらに、出題傾向に即した予想問題を実際の試験と同形式で多数収録し、実力がしっかりと身に付く充実した解説を掲載しています。
このほか、随所に類題も掲載し、バランスの取れた受験学習を目指しています。

2.出題傾向を徹底分析
「基礎」、「技術・理論」、「法規」の各科目ごとに出題分析ページを設け、前回の出題傾向を個別の問題レベルまで掘り下げて分析しています。 これにより、合格を意識した具体的な受験対策と、無駄のない効率的な学習を実践することができます。

3.試験直前で役に立つ「重点項目の総まとめ」付き
出題のポイントとなる重点項目を、各テーマごとに厳選し、短時間で学べる総まとめ形式で掲載しています。問題を解く前の予備学習や試験直前の総整理など、様々なシーンで知識の強化を図ることができます。

工事担任者 科目別テキスト わかる総合通信 技術・理論

私は使用しませんでしたが、総合通信には上記でご紹介した「標準テキスト」のほかに「科目別テキスト」という参考書が存在します。

本書は総合通信の「端末設備の接続のための技術及び理論」の科目に特化した参考書です。

「標準テキスト」だけでは説明や理解が不十分だと感じる方には、本書を追加で準備して対策されることをお勧めします。

デジタル通信の参考書

総合通信と同様にリックテレコム社の書籍で対策を行いましょう。

工事担任者 デジタル通信 標準テキスト

工事担任者規則の改正により、2021年4月から工事担任者資格の種類および各資格種の名称が変わります。従来のDD第1種は、「第1級デジタル通信」になります。

本書は、工事担任者「第1級デジタル通信」の試験対策書です。各科目の主要内容を押さえるとともに、キーワードを色表示することで、注意すべきポイントを把握しやすいように工夫しています。

1.初めての受験でも安心
第1級デジタル通信を受験する方のために、基本からわかりやすく丁寧に解説しています。たとえばネットワーク分野では、「そもそもネットワークとは何か」「IPパケットとは何か」といった基礎的事項をやさしく説明。また、頻出問題の「電気回路の計算」「伝送量の計算」などでは、実際に出題された問題をもとに計算の仕方を紹介しています。
さらに、本文欄外に「用語解説」「補足」「注意点」を掲載していますので、効率的に学習できる仕組みになっています。

2.重要項目がわかる
キーポイントがひとめでわかるように、重要な用語や公式などを色表示しています。

3.図表を豊富に掲載
のべ数百点にも及ぶ図や表により、さまざまな原理や技術内容、法制度を直感的に理解することができます。

4.練習問題で実力が身につく
学習が進んだら問題を解くことが大切です。本書では「理解度チェック」を随所に配置するとともに、過去に出題された問題等を厳選した「演習問題」が各章末に掲載されていますので活用しましょう。

第2級デジタル通信の標準テキストはこちら

工事担任者 2021年版 第1級デジタル通信 実戦問題

標準テキストで一通り出題範囲を勉強したら、続けて本書で過去問対策を行いましょう。

1.過去5回分の試験問題をまるごと収録! 確かな実力を養成!
直近5回 (2018年5月27日~2020年11月22日) の試験で出題された問題に、1問ずつ丁寧な解説を付し、見開きページで簡潔にまとめました。

2.出題傾向を徹底分析
「基礎」、「技術・理論」、「法規」の各科目ごとに出題分析ページを設け、重点的に学習すべき分野を明らかにしています。これにより、合格を意識した具体的な受験対策と、無駄のない効率的な学習を実践することができます。

3.試験直前で役に立つ「重点項目の総まとめ」付き
出題のポイントとなる重点項目を、各テーマごとに厳選し、短時間で学べる総まとめ形式で掲載しています。問題を解く前の予備学習や試験直前の総整理など、様々なシーンで知識の強化を図ることができます。

第2級デジタル通信の実践問題はこちら

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アナログ通信の参考書

アナログ種は受験者が少ないため、第2級アナログ通信の標準テキスト以外は出版されていません。

では第1級アナログ通信はどうやって試験対策をすれば良いのかというと、総合通信の参考書を使用して試験対策を行います

総合通信の参考書に記載されているアナログ通信の単元だけを使って対策を行いましょう。

工事担任者 総合通信標準テキスト

前述した通り、第1級アナログ通信の標準テキストは出版されていません。
総合通信標準テキストのアナログ通信の単元だけを読み進めて対策を行いましょう。

著作権の関係で画像の引用はできませんが、本書にはどの単元がアナログ通信の試験範囲であるかがひと目で分かる対応表が掲載されています。

本書は Amazon で試し読みすることが可能で、上記の対応表も閲覧できますので是非チェックしてみてください。

工事担任者 科目別テキスト わかる総合通信 技術・理論

本書は「端末設備の接続のための技術及び理論」の科目に特化した参考書です。

本書にも、標準テキストと同様にどの単元がアナログ通信の試験範囲であるかがひと目で分かる対応表が掲載されています。

第1級アナログ通信の「技術及び理論」の科目は本書を使用することで効率よく学習できるでしょう。

本書も Amazon で試し読みすることができます。

工事担任者 2021秋 総合通信 実戦問題

第1級アナログ通信は実践問題も出版されていません。
総合通信の実践問題集を準備してアナログ通信の問題だけを解いて対策を行いましょう。

工事担任者 第2級アナログ通信 標準テキスト

本書は、第2級アナログ通信の試験に合格するためのエッセンスを抽出し、基本からわかりやすく丁寧に解説しています。

1.ひとめでわかる重要ポイント
特に重要な点や間違えやすい点を、マークを用いて表示しています。合否を左右するポイントがひとめでわかるので効率的な学習に最適です。

2.豊富な図表
さまざまな原理や技術内容、法制度を直感的に理解できるように図や表を豊富に掲載しています。

3.理解度チェックに役立つ練習問題
随所に配置した「練習問題」を解くことで理解度を確認でき、実力アップにつながります。

4.総仕上げの模擬試験付き
巻末に「模擬試験」を収録しています。本試験直前の実力判定にご活用ください。

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工事担任者の勉強方法

私が AI・DD総合種(現:総合通信)に合格した際に実践した勉強方法をご紹介します。

この勉強方法で合格

まずは 標準テキストで基礎固めを行いました。

標準テキストは、工事担任者を初めて受験する方向けに基礎から解説されています。基礎に時間をかけて理解できているのとそうでないのとでは、後々の勉強の進み方に大きな差がでてきます。

目安としては標準テキストを3周行い、丸暗記ではなくしっかりと理解していきましょう。

1周目はどうしても時間がかかってしまいますが、2周目、3周目は意外とサクサク進みます。

その中で理解が不十分な箇所が見つかり、たまに立ち止まってじっくり見直すことで合格するための実力がついていくでしょう。

標準テキストを終えたら、実践問題集に取り掛かり、過去問の傾向をつかんでいきましょう。

実践問題集の解説を読んでもわからない部分があれば、科目別テキストの該当するページを読んで復習をします。

実践問題集に掲載されている問題のうち9割以上を理解して正答できるようになれば本番でも合格できる程度の実力がついていると判断して良いでしょう。

情報通信技術の勉強方法

近年の工事担任者試験には電気設備等に関する問題だけではなく、情報通信技術に関する問題が多数出題されます。

電気工事士や電気通信主任技術者などに合格していて電気設備等に関する技術・知識については自信があっても、情報通信技術については明るくなく、どうやって勉強すれば良いのかわからないという方も多いと思います。

そのような方には、「電気通信主任技術者(伝送交換)に合格できるお勧め参考書と勉強方法」の記事に記載している「専門的知識(データ通信)の勉強の流れ」の項が参考になるでしょう。

電気通信主任技術者試験は、工事担任者試験と同じ日本データ通信協会が実施する電気通信に関する資格試験で、工事担任者試験に合格した方が次の目標として受験することが多い試験です。

この他の勉強方法は?

工事担任者のように暗記がメインの資格試験では、綺麗にノートをまとめたり、覚えたい内容をだらだらとノートに書くことは効率の悪い勉強方法です。

  • 綺麗にノートをまとめるのは時間の無駄
  • 音読こそ最強の暗記方法

具体的には「資格マニアが実践している記憶に定着しやすい効率的な勉強方法」の記事にまとめていますのでご覧ください。

お勧めの勉強集中グッズ

最大限集中して勉強するには、良い環境の構築が不可欠です。

もし周りの騒音が気になるようでしたら、キングジムデジタル耳栓「MM2000」がその悩みを解決してくれるかもしれません。

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