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海上無線通信士に独学で合格できるお勧め参考書と勉強方法

米造
米造

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この記事では、2023 年(令和5年) の第一級~第四級海上無線通信士試験に独学で合格するためのお勧めの参考書と勉強方法を、私が第一級海上無線通信士 (一海通) に独学で合格した経験を基にご紹介しています。

さらに、全科目免除で一海通の免許証を取得する方法も解説しています。

第一級海上無線通信士の免許証
第一級海上無線通信士の免許証の画像(表)
第一級海上無線通信士の免許証の画像(表)
第一級海上無線通信士の免許証の画像(裏)
第一級海上無線通信士の免許証の画像(裏)
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海上無線通信士のお勧め参考書

無線工学の基礎・無線工学A・無線工学B・法規の参考書

「合格すること」だけを目標にする場合は過去問の反復演習が一番効率の良い勉強方法です。

日本無線協会の試験はそのほとんどが過去の問題の使い回しですので、問題を見ずに選択肢を見るだけで答えが分かるような問題もあるほどです。

本来は非常に難易度の高い無線工学の科目ですが、過去問の反復演習で攻略できてしまうというのが現状です。

また、法規も過去問がそのまま出題されるパターンが多いので、数年分の過去問を暗記しておくだけで合格できてしまいます。

これらの科目については、これからご紹介する過去問解説集を使って対策を行いましょう。

無線工学・法規の勉強のコツ

「合格すること」が目標なら、過去問解説集の反復演習あるのみ!

過去2回分の過去問は以下の日本無線協会のサイトで閲覧できますが、たった2回分では流石に少ないですし、解説がついていないため勉強になりません。やはり参考書を用意して勉強すべきです。

海上無線通信士の過去問はこちら

私が一海通に合格した際に使用したお勧めの参考書 (過去問解説集) はこちらです。

海上無線通信士 第1級・第2級・第3級 (無線従事者国家試験問題解答集)

平成 27 年 9 月期から平成 30 年 3 月期まで (試験 6 回分) の 法規・英語・無線工学の基礎・無線工学A・無線工学B・無線工学の試験問題が解説された参考書です。

第一級~第三級海上無線通信士試験の受験者はこの参考書を使いましょう。

巻末には、最近の試験の出題状況が一目で分かる「出題問題の傾向分析」の一覧表がついています。これを活用して重要問題を把握することで、効率的に学習することができます。

第四級海上無線通信士 (四海通) を受験される方は、上記の参考書の四海通版を使用しましょう!

第四級海上無線通信士 (無線従事者国家試験問題解答集)

無線工学の科目については、合格することだけを考えて過去問を解くだけでなく、科目別の参考書を用意してしっかりと技術について学びたいという方もいらっしゃると思います。

第三級海上無線通信士 (三海通) に対応した無線工学の参考書は出版されているのですが、一海通の無線工学対策の参考書は出版されていません。

ではどうやって勉強すれば良いのかというと、陸上無線技術士の無線工学の参考書を使うのです。

一海通の無線工学の科目の内容及び難易度は、第二級陸上無線技術士 (二陸技)の無線工学の内容及び難易度とほぼ同等です。

その根拠は、海上無線通信士試験の難易度について書いた以下の記事で解説していますので、よろしければご覧ください。

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英語

英語の科目は、受験者によって得意・不得意が大きく分かれる科目だと思います。

かくいう私も、学生時代から英語は苦手で、社会に出てからは英語とは無縁な生活を送ってきたので、英語の科目には非常に苦労しました。

海上無線通信士試験の英語の科目には、筆記試験だけではなくリスニングの試験もあり、リスニングで一定以上の点数を取れていない場合は筆記が満点でも不合格となる “足切り” が存在しますので、リスニング対策も不可欠です。

私が一海通の英語の試験対策に用いた参考書や、英語力ゼロから合格するために実施した勉強の流れなどは以下の記事に詳しくまとめていますのでそちらをご覧ください。

電気通信術

電気通信術の練習には参考書は必要ありません。

電気通信術の試験内容、試験当日の実施の流れ、電気通信術に合格するための練習方法、受験する上での注意点などは以下の 2 つの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

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第一級海上無線通信士 (一海通) を全科目免除で取得する方法

一海通の免許証は、特定の条件を満たす方なら全科目免除で取得することが可能です。

一海通を全科目免除で取得するための条件
  1. 第一級陸上無線技術士の免許証を取得していること
  2. 第三級海上無線通信士の免許証を取得していること

1 と 2 の両方を満たす必要があります。

試験合格だけでは申請できず、一陸技と三海通の免許証が手元になければなりません。

要は、一陸技による試験科目の免除 (無線工学関係の 3 科目) と三海通による試験科目の免除 (英語・法規・電気通信術の 3 科目) によって、一海通を全科目免除で取得するということです。

申請の流れは以下の通りです。

全科目免除によって一海通の免許証が交付されるまでの流れ

一陸技の免許証の取得後に、普通に一海通の試験に合格して免許証を取得する場合と比べて、この方法で一海通の免許証を取得すれば 約 3,700 円 安く免許証を取得できます。

私は面倒なことをしたくなかったので普通に一海通を受験して取得しましたが、このような方法もあるということでご紹介しました。