
資格マニアが発信する資格試験情報ブログ「資格屋」へようこそ!
電気工事士技能試験の練習用材料 (器具と電線) セットはいくつものメーカーから色々な種類のセットが販売されていて、どれを購入すれば良いのか迷ってしまいますよね。
この記事では、2023年度 (令和5年度) の第二種電気工事士技能試験 (実技試験) の候補問題 13 問分の練習に必要な材料 (器具と電線) を安く買いたい方にお勧めのセットを厳選して3セットご紹介しています。
- 電気工事士筆記試験に合格したので技能試験練習用の材料セット (器具と電線) を探している
- できるだけ安く買える技能試験 (実技試験) 練習用の材料セットを知りたい
- 練習用の材料 (器具と電線) セットにいろいろな種類があってどれが良いのかわからない
- 練習用の材料はセット購入とバラ売り (単品) 購入とではどちらが安いのか知りたい
- 技能試験の合格者が実際に使用したお勧めの材料セットや練習回数を知りたい
安い材料セットの選び方
冊子やDVDが付属しないほうが安い
第二種電気工事士技能試験の練習用材料セットの多くには、複線図の書き方を解説した冊子や施工例を収録した DVD などが付属しています。
冊子や DVD はこれから学習を始めようとする方にとっては役に立つのですが、すでに DVD が付属した技能試験対策用の参考書を準備している方も多いことでしょう。
当ブログでも「第二種電気工事士の技能試験に独学で合格できるお勧め参考書と練習方法」の記事内で DVD 付属の参考書をお勧めしています。
すでに DVD 付属の参考書をお持ちの方にとっては、材料セットに冊子や DVD が付属していても、同じような内容のものが2つに増えるだけで正直お金の無駄ですよね。
とにかく安く材料セットを準備したい方は、このあとご紹介するセットの中から不要な冊子や DVD が付属していない分価格が抑えられた電線と器具だけの材料セットを選択すると良いでしょう。
安い練習用材料セットお勧め3選
第二種電気工事士技能試験の練習用材料セットでトップクラスの人気を誇る2つのセットに加えて、圧倒的な安さでこれから人気が出そうなセットを1つご紹介します。
この3つのセットに含まれている材料(器具と電線)の内容はほぼ同じです。
何が違うのかと言うと、価格・材料以外の付属品・アフターサービス等が異なります。
比較しやすくするために、それぞれのセットの価格と特徴を表にまとめましたのでご覧ください。
モズシリーズ | 準備万端シリーズ | 電材王 | |
器具+電線1回分 セット | ¥16,500 | ¥16,500 | ¥12,980 最安! |
器具+電線2回分 セット | ¥21,800 | ¥21,800 | ¥18,980 |
器具+電線3回分 セット | ¥26,500 | ¥26,800 | ¥23,980 |
電線1回分 | ¥6,350 | ¥6,390 | ¥5,980 |
電線2回分 | ¥12,000 | ー | ¥10,980 |
器具のみ | ¥10,000 | ¥11,000 | ー |
付属品・動画 | ・プレート外しキー付属 ・ネット動画視聴可 ・Lineで質問可 (プレミアム版のみ) | ①参考書 ②ガイドブック ③器具の消耗品セット ④器具メーカー別形状違い表 ⑤技能試験対策DVD ⑥端子台シール ⑦プレート外しキー ⑧最初の練習用電線セット ⑨アフターサポート | ・プレート外しキー付属 ・合格クリップ1個付属 |
※価格は本記事執筆時点のものです
※価格をクリックすると各商品の詳細ページを表示します
※「電線1回分」とは、13問の候補問題を全て1回ずつ練習できる量の電線が含まれることを意味します
比較表をご覧いただくと一目瞭然ですが、この記事の結論を書いておきます。
第二種電気工事士技能試験の練習用材料セットを安く買いたい方は電材王のセットを選びましょう!
それでは、各セットの特徴をご紹介します。
練習用材料セット「電材王」
価格で選ぶならコレ!トップクラスの安さ!
余計な冊子や DVD などが付属していない分、ほかの材料セットより価格が抑えられています。
- 第二種電気工事士技能試験の材料セットをとにかく安く準備したい方
「電材王」器具と電線のセット
- 電材王 第二種電気工事士技能試験 練習材料 (全13問 電線1回分+配線器具)
- 電材王 第二種電気工事士技能試験 練習材料 (全13問 電線2回分+配線器具)
- 電材王 第二種電気工事士技能試験 練習材料 (全13問 電線3回分+配線器具)
「電材王」電線のみのセット
練習用材料セット「モズシリーズ」
このモズシリーズと次にご紹介する準備万端シリーズは数年前までは第二種電気工事士試験の練習用材料セットの中でもトップクラスに安かったのですが、近年はさらに安い電材王のようなセットが販売されるようになったため、最安のセットではなくなりました。
Youtube での解説動画の視聴のほか、電話・メール・LINE 公式アカウントによるサポート体制が整っているなど、独学で技能試験の練習を進められるかどうか心配な方にお勧めのセットです。
- 技能試験対策の参考書だけで独学で練習を進められるか心配な方
- LINE やメールなどで疑問点の質問・回答などのサポートを受けたい方
「モズシリーズ」器具と電線のセット
- モズシリーズ 候補問題 全 13 問分の器具1式+電線1回分セット
- モズシリーズ 候補問題 全 13 問分の器具1式+電線2回分セット
- モズシリーズ 候補問題 全 13 問分の器具1式+電線3回分セット
「モズシリーズ」電線のみのセット
「モズシリーズ」器具のみのセット
練習用材料セット「準備万端シリーズ」
準備万端シリーズは、その名の通り「これさえ買っておけば技能試験の練習の準備が調う」という至れり尽くせりのセットで、他のセットにはない4枚組の試験対策 DVD や欠陥事例早見表、基本作業早見表などが付属している点が魅力です。
モズシリーズと同様に、わからないところを質問できるアフターサポートも充実しています。
- どのセットを買えば良いのか分からない方
- 便利そうな付属品がたくさんついてくるセットを選びたい方
- 技能試験対策の参考書だけで独学で練習を進められるか心配な方
- アフターサポートを受けたい方
「準備万端シリーズ」器具と電線のセット
- 準備万端シリーズ 候補問題 全 13 問分の器具1式+電線1回分セット
- 準備万端シリーズ 候補問題 全 13 問分の器具1式+電線2回分セット
- 準備万端シリーズ 候補問題 全 13 問分の器具1式+電線3回分セット
「準備万端シリーズ」電線のみのセット
「準備万端シリーズ」器具のみのセット
練習用材料はセット購入とバラ売りどちらが安い?
結論から言うと、条件が揃うならバラ売り (単品) で購入したほうが安く揃えられますが、極論とも言えます。
個人的には、ネット通販で材料セットを購入することを強くお勧めします。
バラ売り (単品) で揃える場合は以下の点に注意しなければなりません。
- 大手ホームセンターなどでは1店舗で材料全てを揃えることは困難。いくつもの店舗や地域の電材屋などを回らなければならず、非常に時間と手間がかかる。
- そこまで時間と手間をかけて揃えても、通販の材料セットよりさほど安くならない。電材屋はともかく、大手ホームセンターのバラ売りは価格が高いので、むしろ通販の材料セットより高くつくことも。
- 同じ使用目的の材料であってもメーカーによって形状がいろいろある。試験で使用されるものと同型のものを正確に選ばなければならず素人には調査に手間がかかる。
以下の条件を満たせる方はバラ売りで揃えることを検討しても良いかもしれません。
- 買い出しの交通費をほとんどかけずに秋葉原や日本橋のほか品揃えが良くて価格の安い電材屋に行ける
- 必要な器具や電線の数量をリストアップして間違えずに購入する知識がある
ネット通販の材料セットは最初から試験で使用されるものと同型のものが選択されていて送料も込みで格安で販売されています。バラ売りで揃えるメリットはほぼ無いと言って良いでしょう。
技能試験の練習は何回すべき?
まず結論ですが、電気工事士技能試験対策の練習回数は、 13 問分の候補問題全てを3回ずつ行うことをお勧めします。
第二種、第一種電気工事士試験に独学で合格した著者自身も、候補問題全てを3回ずつ練習して合格しました。
候補問題 13 問それぞれをたった1回練習しただけで合格できる自信がありますか?
手先が器用だったり覚えの良い方は合格できるのかもしれませんが、私は不器用で心配性のため、 13 問全て3回練習して試験に臨み合格しました。
練習1回を終えた時点では非常に不安だったのですが、流石に3回練習すれば自信もつき、実際の試験でも落ち着いて施工できました。
練習用電線の費用を抑えたい方は、最初は1回練習用のセットを購入し、必要に応じて候補問題 13 問分の 電線のみ を後から購入すると良いでしょう。
最初から3回練習用のセットを購入した場合と、1回練習用のセット購入後に2回分の電線のみを購入した場合の費用の差について、本記事でご紹介した最安のセット「電材王」を例に挙げると以下のようになります。
- 電材王 器具+電線3回分 セット ¥23,980
- 電材王 器具+電線1回分 セット ¥12,980 + 電線のみ2回分 ¥10,980 = ¥23,960
ご覧の通り、電線だけをあとから追加しても費用にはほぼ差が出ません。
昔は電線だけを追加で購入するとかなり割高になっていたので最初から3回練習用のセットを購入することをお勧めしていたのですが、今は気軽に電線だけを追加できる良い時代になりましたね 笑
時短工具で技能試験を有利に
今回ご紹介した3つの練習用材料セットには、いずれも「プレート外しキー」が付属しています。
プレート外しキーは便利な工具なのですが、当ブログではもっと便利な時短工具の使用をお勧めしています。
「電気工事士技能試験を有利に進められる時短工具お勧め厳選2選」の記事では、プレート外しキーより多機能で便利な「合格マルチツール」や電線の接続を簡単にしてくれる「合格クリップ」などの時短工具の利点と使い方をご紹介していますので是非ご覧ください。
安く買えるお勧めの工具セット
「電気工事士技能試験の安い工具セットお勧め厳選3セット」の記事では、安く買えるお勧めの工具セットや単品で購入すべきお勧めのワイヤストリッパーなどをご紹介しています。
2023年度 候補問題の複線図の書き方
当ブログでは 2023 年度の候補問題 13 問の複線図の書き方をご紹介しています。
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.1 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.2 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.3 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.4 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.5 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.6 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.7 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.8 複線図の書き方解説(パターンA)
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.8 複線図の書き方解説(パターンB)
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.9 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.10 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.11 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.12 複線図の書き方解説
- 【図解】2022年度 第二種電気工事士 候補問題 No.13 複線図の書き方解説
おわりに
「第二種電気工事士の技能試験に独学で合格できるお勧め参考書と練習方法」の記事では技能試験の練習方法と注意すべき点などをご紹介していますので、是非ご一読ください。
受験される皆さんが合格できることを祈っています。
当ブログでは電気工事士試験の攻略情報を他にもご紹介していますので、よろしければ併せてご覧ください。
【筆記試験】
[参考書] 第二種電気工事士の筆記試験に独学で合格できる参考書と勉強方法
[難易度] 第二種電気工事士の筆記試験・技能試験の合格率と難易度を解説
【技能試験】
[参考書] 第二種電気工事士の技能試験に独学で合格できるお勧め参考書と練習方法
[工具セット] 第二種電気工事士技能試験の安い工具セットお勧め厳選3セット
[材料セット] 第二種電気工事士技能試験の安い練習用材料 (器具+電線) お勧め厳選3セット
[時短工具] 第二種電気工事士技能試験を有利に進められる時短工具お勧め厳選2選
[複線図] 2023年度(令和5年度) 第二種電気工事士技能試験 複線図の書き方