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この記事では、基本情報技術者試験に独学で合格を目指す方向けに、お勧めの参考書と勉強方法をご紹介します。
2023 年4月の試験制度改定に対応した内容です。CBT 方式の試験にも対応しています。
基本情報技術者試験の最新の合格率と難易度については「基本情報技術者試験の難易度が下がった?その理由と最新の合格率を解説」でご紹介していますのであわせてご覧ください。
基本情報技術者試験のお勧め参考書
科目Aのお勧め参考書
基本情報技術者試験の「科目A」には、テクノロジ 、マネジメント、ストラテジの分野から幅広く出題されます。
なんだかいきなり難しい単語ばかりで嫌になってしまうかもしれませんが、簡単な計算問題や試験問題は単語の意味が問われる単純な設問ばかりです。
これからご紹介する参考書を使って広く浅く勉強することで、IT業界やビジネスで用いられる基本的な単語の意味などを身に付けながら合格レベルまで達することができるでしょう。
科目Bのお勧め参考書
科目Bでは、情報技術の初学者にとっては聞き慣れない「データ構造及びアルゴリズム(擬似言語)」という分野を中心に出題されます。
ほとんどの受験者にとって、科目Bの方が科目Aよりも合格点に達しにくく、科目Bが合否を分けるカギとなります。
科目AとBが一緒になったような参考書ではなく、科目B専用の参考書を用いてしっかりと対策を行いましょう。
お勧めの試験対策講座
Udemy というサービスをご存知でしょうか。
Udemy (ユーデミー) は、実践経験のあるエキスパート陣の講師からオンラインで技術や知識を学ぶことができる世界最大級の動画学習プラットフォームです。
Udemy では書籍やWEB検索では学び辛い実践的な講座が提供されています。
私も試しにセールで割引されていたサイバーセキュリティに関する講座を受講したところ、「この内容の講座がこの価格で受講できるのか!」と衝撃を受けるほど内容が濃く理解しやすい高品質な講座で驚きました。
それ以来、セールの度に面白そうな講座を見つけては学習することが楽しみになっています。
スマホアプリも提供されていますので、通勤・通学中や外出先などでも学習が可能です。
そんな Udemy の講座の中から、基本情報技術者試験の対策にお勧めの講座をご紹介します。
参考書を読むより動画で学習したいという方は受講を検討してみてはいかがでしょうか。
【Udemy の講座を購入する際の注意点】
Udemy は頻繁に割引セールを実施しています。セール対象の講座は 2,000 円未満の価格で購入できますので、講座の購入をお考えの方はセールの実施を待つことをお勧めします。
基本情報技術者試験の勉強方法
科目Aの勉強方法
まずは本記事でご紹介した参考書のテキスト部分でざっと勉強を行いましょう。
最初から全て覚えようとする必要はありません。模擬問題や過去問で学習を進める際に「こんな単語があったな」と思い出せる程度で十分です。テキスト部分を辞書として使うイメージです。
知識のインプット、知識を引っ張り出して試験問題を解くアウトプットは過去問を用いて行います。
科目Aは旧試験制度と比較して出題範囲や出題形式が変わっていないため、旧試験制度の過去問が参考になります。
本記事でご紹介した参考書の特典で5回分の過去問の解説をダウンロードできるので、5回分全て解いて理解しておきましょう。
設問の内容と、なぜその解答が正しいのか、誤っている解答のどこが誤っているのかをきっちり理解した上で9割以上正答できるようになれば十分合格レベルに達していると判断して良いでしょう。
過去問は解いたら解きっぱなしではなく、必ず間違えたところを復習しましょう。
科目Bの勉強方法
基本情報技術者試験の「科目B」は、「情報セキュリティ」と「データ構造及びアルゴリズム(擬似言語)」の二つの分野を中心に出題されます。
新試験制度では個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題は廃止され、普遍的・本質的なプログラミング的思考力を問う擬似言語による出題に統一されました。
マネジメントや経営など技術分野以外からも出題されていた科目Aとは違い、科目Bは全問が技術分野から出題されます。
試験時間は 100 分間で 20 問出題され、内訳は、情報セキュリティ分野から4問、擬似言語分野から 16 問となっており、擬似言語分野に重点を置いた学習が求められています。
情報セキュリティ分野に関しては「情報セキュリティマネジメント試験」という情報セキュリティ分野に特化した試験が実施されているため、基本情報技術者試験では深掘りしないということなのでしょう。
通常、資格試験をクリアする上では過去問による出題傾向の把握や頻出分野の学習が欠かせません。
しかし、新試験制度の基本情報技術者試験では過去問が提供されていないため、過去問による学習ができません。
本記事でご紹介した科目Bの学習に特化した参考書を使ってしっかりと対策を行いましょう。
おわりに
新制度の基本情報技術者試験の計算問題や科目Bは、IT 未経験者にとっては難しく感じられる内容かもしれませんが、問われている内容は基本的なことなので、本記事でご紹介した参考書を使用して知識・技術を身につけていけば確実に合格できる試験です。
基本情報技術者試験の最新の合格率と難易度については「基本情報技術者試験の難易度が下がった?その理由と最新の合格率を解説」でご紹介していますのであわせてご覧ください。
情報セキュリティマネジメント試験や応用情報技術者試験を目指す方は以下の記事もよろしければ参考にしてください。
本記事が基本情報技術者試験を受験される方の参考になれば幸いです。